苦労を乗り越えた木ほど、味わい深い

兵庫県と鳥取県の緯度は同じ北緯35度。 温度や湿度など、育った環境が木の性質に反映されるため、 似た風土で生長した木を使うことが良い家づくりの条件のひとつに入ります。 さらに柱は、その年輪を見極めることで、実際根を張っていた時と 東西南北岡じ向きで配置し、木のストレスを和らげます。 理由は木が気持ちいいと感じると、その家に住む人にも影響されるから。 私たちは木の声にいつも耳を澄まします。

一級建築士として、かつては関西を中心に 多くのビル建設に携わってきた展主、澤 太一郎さん。 30年前に帰郷し、設計事務所を設立。現場の先々で出会う鳥取の木に 触れ、改めてそのすばらしさを実感したと言います。 「厳しい気象条件の中で、踏ん張って生きてきた木は力強い」と澤さん。 木の個性を生かした一枚板の加工販売にも力を入れ、 テーブルやカウンターへの利用など、木のある生活をご提案しています。

手にしたときに、心地良さが伝わってくる「モノ」があります。 実はそれが、既製品ではなく、ものづくりの職人さんの手から 生まれた作品だったという経験はありませんか。 同展では暮らしに溶け込み、使うたびに愛着が増す、 つくり手たちの「モノ」を並べたショップコーナーがあります。 手肌になじむ器、木のカラトリー、トルコの伝統的織物キリム、 草木染の布物など、ずっと大事にしたい「モノ」がここにあります。

木の在る暮らし展
  • 鳥取県鳥取市福部町岩戸276
  • TEL: 0857-74-3877
  • E-mail: info@kinoarukurashiten.com
  • 営業時間: 10:00~17:00(年中無休)

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