動物たちを見守りながら、家族の時間を大切に育む
「動物病院併用住宅」

これまで明石市には夜間救急を行っている動物病院がありませんでした。動物も人間と同じで夜間に急に病気になったり、怪我をしたりするものです。言葉で伝えられない動物たちや心配するご家族のために、すぐに診察出来る自宅併設にしたいと考えられていました。

動物も飼い主も安心できる病院

設計の際、特にこだわったところは、いつでも入院している動物たちが常に視界に入るようなレイアウトにしたこと。これで状態の急変を見逃すケースはゼロに近づくと思います。またレントゲン室と手術室を同じにして、診察室と処置室のスペースが広くできたことで、治療時にスムーズな動線を確保することが出来ました。無駄なスペースを排除して限りあるスペースを有効利用する。動物やご家族にとって安心していただけるようにしました。

6匹の愛ネコたちと暮らす、くつろぎの住空間

動物が大好きなN様ご夫婦。6匹のネコ達と暮らしています。
以前は自宅と職場である病院が離れていたので、自宅のネコも入院中の動物たちもどうしているか心配だったが、今は病院にいても足音や気配を感じることができるし、休憩時間には、自宅に戻れるので安心できるそうです。また「今までは引っ越す度に体調を崩す子がいたが、今回はみんな元気！ネコたちも住み心地が良いと感じていると思います。」と嬉しいお言葉をいただきました。

開放感のある勾配天井と梁が印象的なリビングダイニング。リビングの床の上で寝ころんでいると疲れが取れて癒されるそう。ロフトスペースへは、ネコ専用の階段を設け、ネコたちの秘密基地+くつろぎスペースとなっている。