2025.05.24
土地探しを始める際、そもそもどのくらいの広さの土地が必要なのかを考えると思いますが、どのように計算したらよいのかよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、建ぺい率と容積率を理解すれば、必要な土地の広さを計算することができます!
必要な土地の広さを考える上で押さえておくべき3つのポイント
1. 建坪と延床面積を理解する
30坪の家を建てるなら・・・となった場合、まずは建坪が30坪なのか、延床面積が30坪なのかで必要な土地の広さが変わってきます。
「建坪」とは建築面積とも言われ、建物の柱または外壁の中心線で囲まれた部分で、建物を真上から見たときの水平投影面積のことを言います。(厳密にいうと多少異なりますが、建坪は1階の床面積とほぼ同じです。)
一方、「延床面積」とは、各階の床面積の合計です。2階建ての建物であれば、1階と2階のそれぞれの床面積を足した総面積が延床面積ということになります。
建坪が小さければ、その分必要な土地も小さくて済むため、必要な坪数は「建坪」なのか「延床面積」なのかをしっかり検討することが大切です。
それでは、『建坪30坪』と『延床面積30坪』とで必要な土地の広さがどのくらい変わってくるのか、建ぺい率と容積率について説明しながら算出してみましょう。
2. 建ぺい率を理解する 「建ぺい率」とは、土地に対して建物を建てられる面積の割合のことです。 【 建ぺい率 = 建坪(建築面積) ÷ 土地の広さ(敷地面積) × 100 】で求めることができます。建ぺい率は、土地によって30%~80%程度の範囲で決まっています。
3. 容積率を理解する 次に「容積率」とは、土地に対しての延床面積の割合のことです。 【 容積率 = 延床面積 ÷ 土地の広さ(敷地面積) × 100 】で求めることが出来ます。 容積率は、50%~200%程度の範囲で決まっています。
同じ広さの敷地でも、建ぺい率や容積率によって建てられる建物の大きさが変わってきますので、土地探しをされている方は、エリアや値段、広さだけでなく建ぺい率や容積率も気にかけてみてくださいね。
次回は、建坪30坪・延床面積30坪はどの程度の広さのLDKが作れるのかをご説明させて頂きます。