2025.07.14
伊東 朋哉
こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。
前回、中庭プランについて、その魅力をご紹介しましたが
先日完成した実例を、今回はご紹介したいと思います。
↓こちらが内観です。
6帖スペースの中庭に、幅いっぱいの掃き出し窓を設けて、
リビングとの一体感を演出していますが、外からの視線は全く入ってきません。
外から家に入って、そのまま土足でもアプローチできるように、
玄関ホールからも出入りできるように計画しました。
中庭を介して玄関ホールともリビングがつながり、
どこにいても家族の気配が感じられます。
↑キッチン側から見たところです。斜めに抜ける視線がリビングの開放感を高めます。
南側からの光と風を採り入れるように、奥に縦格子を設けています。
↓中庭を外から見たところです。
茶色の壁の内側が中庭ですが、外からは中の様子は見えません。
縦格子も道路からは斜めの角度になるため、視線を遮ることができます。
↑2階の廊下から中庭を見下ろしたところです。
中庭の吹き抜け空間を通して、2Fの共有スペースともつながります。
このように中庭を計画することで、
家中縦横無尽に視線が抜ける開放感と、外とつながる心地よさを感じながら、
プライバシーはしっかり守る空間を実現できます。
住まいづくりの参考になれば幸いです。