成長が早い上に乾燥や暑い気候にも耐え、樹形がおうぎ形に広がることから、古来より街道沿いに植えられ、暑い夏の日に旅人に木陰を与えてくれました。秋の紅葉が美しいのも特徴の一つです。
ケヤキの材質は硬く、磨耗にも強い上に木目も美しいため、利用価値が高く昔から重宝されてきました。建築材として、床材や大黒柱など様々な場面で使われますが、寺社仏閣などでも不可欠な用材です。
大径になるとこぶがあったりするため、いろいろなかたちの「杢(モク)」が現れます。美しい杢目があると銘木として珍重されます。
「ケヤキ」の名は「目立つ、一際すぐれている」という意味の「けやけき木」が由来と言われています。
ケヤキの耐用年数は800年~1000年もあると言われており、お寺や神社を建築する際の柱として多く使用されています。
京都の清水寺の舞台は168本のケヤキの柱で支えられています。
また、ケヤキは和太鼓の胴の材料として最高のものとされています。強度と耐久性、木目の美しさに加え、ケヤキの持つ弾力性や比重の重さが音を良く反射させるためです。
和太鼓の材として知られているケヤキは祭りの時季、8月の誕生木にしました。
※誕生木は、(株)Laboと(株)大五木材の共同製作によるもので、㈱Laboの商標登録です。
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