材は淡緑色を帯びているのが特徴です。材質は軽軟で狂いが少なく、水にも強いことからまな板の材としては有名で、その他精緻な細工物に利用されています。
葉の大きさは日本の広葉樹の中でも一際大きく、殺菌作用もあるため食材を包んで朴葉もちや朴葉寿司、また食材をのせて焼く朴葉焼きや朴葉味噌といった郷土料理の材料として利用されています。
ホオノキの「ホオ」は「包む」の意味で、大きな葉に食物を盛ったり、包んだりしたことが語源といわれています。
万葉集にも「ほほがしは」としてホオの葉が詠まれており、「かしは(柏)」は食べ物を盛る葉のことで、古代よりホオの葉が食器代わりに利用されていたことが分かります。
落ち葉になった後も火に強く、食器代わりに利用されるホオはその葉を落とし始める9月の誕生木にしました。
※誕生木は、(株)Laboと(株)大五木材の共同製作によるもので、㈱Laboの商標登録です。
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